6月になり緊急事態宣言も緩和され一部の地域(東京・北九州など)を除き新型コロナウィルスの感染者数は落ち着いている気がします。さまざまな見解をお持ちの方もいると思うのでなんとも言えない部分もありますが・・・・
7月よりGo To キャンペーン事業(新型コロナウィルスにより打撃を受けた観光業、飲食業、イベント・エンターテインメント業などを支援するための事業)が開始される予定です。今回はそのGo To キャンペーン事業についてまとめてみました。
Go To キャンペーン事業とは!?
1.国内に向けた観光需要喚起策
新型コロナウィルス感染の収束を見極めつつ、かつてない規模の旅行商品の割引による観光需要喚起を行い、観光地全体の消費を促進。
・甚大な被害を受けている観光業について、飲食業、イベント・エンターテインメント業などを支援する取組に併せて、官民一体型の需要喚起キャンペーンを実施。
・宿泊・日帰り旅行商品の割引や、観光地周辺の土産物店・飲食店・観光施設・公共交通機関等で幅広く使用できるクーポンの発行に対して支援を行い、地場の消費を喚起。
2.誘客多角化等のための魅力的な滞在コンテンツ造成
全国的に落ち込む観光需要の回復に向けた反転攻勢に備え、地域の観光資源・観光イベントを集客力の高い滞在コンテンツに磨き上げる取組等を支援。
3.訪日外国人旅行者受入環境整備緊急対策事業
全国的に落ち込む観光需要の回復に向けた反転攻勢に備え、公共交通機関における多言語表記、キャッシュレス決済対応等を支援。
4.訪日外国人旅行客の需要回復のためのプロモ-ション
世界各地の感染収束を十分見極めつつ、日本政府観光局(JNTO)において、訪日旅行者の回復を図るため、運休航空路線の再開を後押しする大規模な共同広告等を実施。
※令和2年観光庁関係補正予算より引用
長々と書いてありますが簡単にまとめると新型コロナウィルスにより観光業、飲食業、イベント・エンターテイメント業が大きな打撃を受けています。大きな打撃を受けた業種に対して官民一体となりキャンペーン事業をやるということです。
Go To キャンペーンは全部で4種類!?

Go To キャンペーン事業は全部で4種類あります。今回は観光業、飲食業、イベント・エンターテイメント業など今までのキャンペーンやふっこう割とは異なり様々な場所で使えるキャンペーンを実施する予定です。今までのキャンペーンやふっこう割の場合は、宿泊に対してのキャンペーンが多くあったように感じますが今回は少し違うようです。
Go To Travel キャンペーン

旅行業者等経由で、期間中の旅行商品を購入した消費者に対し、代金の1/2相当分のクーポン等(宿泊割引・クーポン等に加え、地域産品・飲食・施設などの利用クーポン等を含む)を付与(最大一人あたり2万円分/泊)。
私たちが一番使うであろうキャンペーンです。旅行業者経由で、キャンペーン期間中に旅行商品を予約すると一人当たり最大2万円助成するというものです。すべてが旅行代金から割り引かれるわけではなく70%は旅行代金から割引、残り30%は現地で使えるクーポン券として付与されます。
新型コロナウィルスは人と人とがなるべく接しないことが一番の予防対策であると考えられています。そのため、旅行代理店に直接申し込む形ではなくネット予約が対象になることが想定されます。
北海道の旅行情報はこちらから
Go To キャンペーンを使ってどこ行く?北海道編
Go To Eat キャンペーン

オンライン飲食予約サイト経由で、期間中に飲食店を予約・来店した消費者に対し、飲食店で使えるポイント等を付与(最大一人あたり1000円分)。
登録飲食店で使えるプレミアム付食事券(2割相当分の割引等)を発行。
プレミアム付食事券はイメージとしては10,000円分のプレミアム付食事券が8,000円で買えるイメージでしょうか?増税時に発行されたプレミアム商品券と同じようなものだと思います。
飲食店で使えるポイントについては、オンライン飲食予約サイト(ホットペーパーなど)が対象になることが考えられる。
Go To Eventキャンペーン

チケット会社経由で、期間中のイベント・エンターテイメントのチケットを
購入した消費者に対し、割引・クーポン等を付与(2割相当分)。
Go To 商店街キャンペーン

商店街等によるキャンペーン期間中のイベント開催、プロモーション、観光商品開発等の実施。
全国的に商店街は減少傾向にありますが、私の家の近くにもありますがイベントとかをやるのかな?どんなキャンペーンになるか楽しみです。
多くの人が使うのはGo To Travelキャンペーンだと思います。宿泊予約のみで利用するよりも鉄道や飛行機などのパック旅行で使用したほうがいいのかな?
助成対象者は!?
日本国内居住者を想定し、「日本国内における宿泊旅行の費用等を支援するキャンペーン」を実施しようとするものです。と観光庁から注意喚起がでていますので日本に在住している人すべてが対象となるようです。
注意事項

当初7月下旬からキャンペーンが予定されていましたが、報道でも騒がれておりますが、Go To キャンペーンの委託先の公募が中止となってしまい、キャンペーン開始時期が遅れることが想定されています。
過去に九州のふっこう割をじゃらんで利用したことがありますが、アクセスが集中しなかなか予約できませんでした。今回も同様なことが想定されます。予約する際には時間にゆとりをもってしましょう。
6月上旬より東京では感染者数が増加傾向にあります。今後緊急事態宣言が再度出た場合には旅行を取りやめることも想定されるため無理に予約せず時期を見ながら予約することがおススメします。
まとめ
今後さまざまなキャンペーンが開始されると思います。Go To キャンペーン事業も相当な予算が計上されているため即終了にはならないとは思いますが、始まればサイトにアクセスが集中して予約までに時間がかかることも想定されます。早めに旅行場所や宿泊先を考えておくと予約するときにスムーズにできると思います。
Go To キャンペーンの委託先の公募が中止となり、内容などが変わる場合がありますので各官庁のホームページや旅行業者のページなどで必ず確認してください。
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