Sprint CDMAネットワーク閉鎖に伴うアメリカ放題 iPhone6以降の再設定方法

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アメリカ放題 iPhone6以降の設定方法【2021年1月以降Sprint CDMAネットワーク閉鎖】

 2021年4月14日ソフトバンクから【アメリカ Sprint CDMAネットワーク提供終了に関するお知らせ】が発表されました。2021年12月31日にSprintがCDMAネットワークを閉鎖します。それに伴い「アメリカ放題」ではSprintの回線に接続できなくなり、一部のユーザーで再設定が必要になるためやり方をご紹介します。

ソフトバンクが提供している【アメリカ放題】とは?

アメリカ放題とは2014年9月からアメリカのスプリント社のネットワークをソフトバンクユーザーなら無料で利用できるサービスです。サービスが開始された当初は端末がiPhoneやiPadでかつ接続できる回線はスプリント社のネットワークだけでしたが2020年3月7日よりソフトバンクで提供しているほぼすべての端末と回線もスプリント社だけではなくVerizonを除くT-Mobile USA」「AT&T」「Union」「CLARO PUERTO RICO」のネットワークを利用できるようになっていました。

詳しくはこちらの記事でご紹介しています。

【ソフトバンクユーザー必見】2020年3月7日より「アメリカ放題」ルール改定

今回影響するユーザーは?

 今回はすべてのソフトバンクユーザーが対象です。2021年12月31日以降はスプリント社のネットワークを使っているユーザーとスプリント社以外のネットワークを使っているユーザーで取扱いが異なってきます。今回の対象端末がiPhone6以降の端末が対象でUSIMカードのアップデートが必要です。

スプリント回線の利用者

簡単に説明すると

①設定→モバイル通信→SIM App→アップデート→了解をタップ→「SIMカードの設定は最新の状態です。」を確認し了解をタップ

②設定→モバイル通信→通信のオプション→データローミング→「データローミング」をON

③iPhoneの再起動

公式のページがわかりやすく解説しているのでこちらを参考にUSIMカードのアップデートを行ってください。

スプリント以外の回線利用者

日本国内の利用者も含め基本的には自動でアップデートが行われるそうです。
不安な場合は、スプリント回線の利用者が行う作業を手動で行うことでアップデートをすることができます。

USIMカードをアップデートしないとどうなるの?

USIMカードアップデートを行わない場合に発生する事象

 iPhone6~iPhoneX

 SprintのLTEエリア内で、Sprintに接続を試み、一時的に圏外表示となる場合があります。

 その後は、Sprint以外の事業者に自動的に接続されます。

 ※対象機種:iPhone 6、iPhone 6 Plus、iPhone 6s、iPhone 6s Plus、iPhone SE(第1世代)、iPhone 7、iPhone 7 Plus、iPhone 8、iPhone 8 Plus、iPhone X

 iPhoneXR~iPhone11

 SprintのLTEエリア内では、Sprintに接続されます。データ通信は可能ですが、音声通話ができない状態が発生します。

 ※iPhone XR、iPhone XS、iPhone XS Max、iPhone 11、iPhone 11 Pro、iPhone 11 Pro Max、iPhone SE(第2世代)

 端末によって発生する内容が異なりますが、音声通話ができない状態になったり電波をうまくつかまず圏外となってしまう場合があるのでアップデートすることをソフトバンクは促しています。

※iPhone12以降の端末ではそもそもSprintのネットワークは利用できない為、作業は不要です。

注意点

今回、USIMカードのアップデート後はSprintを利用することができなくなります。
そのため、今後アメリカ放題で利用可能な回線は次の4つの通信事業者となります。

  • AT&T
  • T-Mobile USA
  • Union
  • CLARO PUERTO RICO

Wikipediaより引用

T-Mobile USと合併へ

2018年4月29日に、T-Mobile USとスプリントのCEOは共同で、両社が株式交換により合併することで、最終合意したと発表した。合併新会社の名前は、T-Mobile。スプリント 1株にたいして、0.10256 T-Mobile株を割り当て。これに伴い、合併会社の筆頭株主はドイツテレコムとなり、ソフトバンクグループの連結対象からは外れる予定。なお、この合併については、連邦政府(FCC,司法省など)の承認が必要である。

2019年6月11日に、ニューヨーク、カリフォルニアなど10州は、この2社の合併阻止を求めて、ニューヨーク連邦地方裁判所に提訴した。2019年7月26日、米司法省はT-Mobile USとスプリントの合併を承認。2020年4月1日に合併完了。

まとめ

 Wikipediaの内容をみると利用者側での大きなデメリットは少ないものと考えられます。iPhone12以降の端末ではそもそもSprintのネットワークには接続できないしくみなようです。

 そのため、この秋に新しく発売されるであろうiPhone13(仮称)などでは特に気にする必要はないと思います。当初アメリカ放題が開始されたときはSprint社のネットワークのみ利用できましたが、今後はAT&T、T-Mobile USA、UnionCLARO、PUERTO RICOのネットワークを利用できます。

参考リンク

 

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