【ソフトバンクユーザー必見】2020年3月7日より「アメリカ放題」ルール改定
2月25日にソフトバンク株式会社よりプレスリリースされたアメリカ放題のルール改定。ソフトバンクユーザーに取ってみたらメリットしか無い内容になっているので今回はそんなアメリカ放題についてご紹介していきたいと思います。
アメリカ放題ってなに!?
アメリカ放題とは2014年9月からアメリカのスプリント社のネットワークをソフトバンクユーザーなら無料で利用できるサービスです。しかし、対象機種がiPhoneもしくはiPadに限定されてしまうこととスプリントのネットワークが場所によっては繋がりにくいため結局SIMカードを契約する必要があったり、ポケットwifiを借りていく必要がありました。
ルール改定の内容は!?
2020年3月7日より「アメリカ放題」のルールが変更になります。主な変更点は以下の通りです。
利用できるネットワークが充実
今まではスプリント社のネットワークのみ利用することができましたが今回の改定により新たに「T-Mobile USA」「AT&T」「Union」「CLARO PUERTO RICO」のネットワークを利用することができます。
※Verizonのネットワークは対象外なので注意が必要です。
対象機種
いままではiPhoneもしくはiPadのみが対象でしたが今回の改定によりほぼすべての端末が利用することができます。
対象端末
iPhone、iPad、スマートフォン(Android端末)、タブレット(Android端末)、ケータイ、モバイルWi-Fiルーター
※iPhone12以降の端末ではSprintのネットワークには接続できません。
※国際ローミング対象機種で、対象事業者のネットワーク(バンド)に対応している機種が対象です。
※古いAndroid端末の場合ネットワーク(バンド)が対応していないためうまく通信することができないことがあります。
利用可能エリア
対象エリアに「アラスカ」が追加になりました。そのため利用可能なエリアは次の通りです。
・アメリカ本土
・アラスカ
・プエルトリコ
・バージン諸島(アメリカ領)
※グアム、サイパンなど一部地域は除きます。
注意事項
設定方法の変更に注意
今回の改定により設定方法の変更がありました。それは、データローミングの設定を「ON(オン)」にする必要があります。これまでは、データローミングの設定がオフでの利用でしたが今回より複数の通信会社を利用することができるようになったことから設定の変更が必要となりました。
この変更に注意が必要
アメリカの大手通信会社は4つあります。
- Verizon Wireless
- AT&T Mobility
- T-Mobile US
- Sprint
今回この中のVerizon Wirelessを除く通信会社は今回の改定で利用できるようになりましたが問題はこの「Verizon Wireless」です。アメリカでのネットワークのカバー率、加入率がトップクラスの通信会社になります。そのため、「Verizon Wireless」の電波を掴んで使用してしまうリスクがあります。
Verizon Wirelessを利用してしまったらどうなるの!?
Verizon Wirelessについては今回の改定で無料でできる通信事業者ではないことから有料での利用となります。その時適用されるオプションは「海外パケットし放題」です。
※ソフトバンク公式ページより引用
ンに変更になります。しかもこのプランの厄介な点は日本時間を基準に課金されるため、渡航先の現地時間ではないので注意が必要です。
公式ページでの案内は!?
3月7日に改定後の注意事項はまだ公開されていませんが、現時点でのアメリカ放題の注意事項にはアプリケーションなどが自動的に通信を行い、意図しない通信量が発生する場合があります。データ通信をご利用されない場合は「モバイルデータ通信」をオフにしてください。と書いてあることから今回の改定でも使用する時に「オン」「オフ」を行い接続する通信事業者に注意してください。となることが予想されます。
2021年1月以降Sprint社のモバイルネットワークに接続することができなくなります。
2021年4月14日ソフトバンクから【アメリカ Sprint CDMAネットワーク提供終了に関するお知らせ】が発表されました。2021年12月31日にSprintがCDMAネットワークを閉鎖します。それに伴い「アメリカ放題」ではSprintの回線に接続できなくなります。詳しくはこちらの記事をご覧ください。
Sprint CDMAネットワーク閉鎖に伴うアメリカ放題 iPhone6以降の再設定方法
Sprint CDMAネットワーク閉鎖に伴うアメリカ放題 iPhone6以降の再設定方法
アメリカでのデータ通信のおすすめは!?
プリペイドSIMカードの利用
私もハワイへ渡航した時には、アメリカ放題を利用せずに現地で使えるプリペイドSIMカードを事前に購入し機内で差し替えて現地で利用していました。確かに今回の改定で無料で利用できることは有り難いですが、データローミングの「ON(オン)」設定と使う時にモバイルデータ通信の「オン」「オフ」を行うくらいならそんなことを気にする必要がない現地のSIMカードをさして利用することをおすすめします。詳しくは下記の記事でご確認ください。
【別記事】日本で事前購入OK!ハワイでデータ通信無制限プリペイドSIMカード
日本で事前購入OK!ハワイでデータ通信無制限プリペイドSIMカード
まとめ
今回2020年3月7日よりより便利に利用できるようにネットワークの拡充がありましたが、設定の手間を考えると現地で利用できるSIMカードが一番利便性が高そうです。都度設定を切り替えたり通信会社を気にしながら利用するのは無料であっても結構ストレスだと思います。しかも、仮に今回対応していない通信会社に接続してしまうと料金が発生してしまうことも考えられます。無料で利用したい人にはおすすめしますが、ストレスなく利用したい人は現地のSIMカードを利用することをおすすめします。
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