【2026年版】ESTAの料金は10月16日から40.62ドル|家族分・赤ちゃんの申請・アプリ/SNSの変更案

ESTAの料金(イメージ写真)
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ハワイ旅行の準備で必ず出てくるのが、ESTA料金(エスタ/電子渡航認証の申請料)です。10月15日までは40.27ドル、10月16日からは40.62ドル(35セント増)になります。米国の官報(Federal Register)に、2026年10月1日付で載った公式の改定です。

結論から言うと、10月15日までに急いで申請しても、安くなるのは1人35セント(家族4人で1.40ドル)です。2025年9月の値上げ(21ドルから40ドル)のように、駆け込む意味のある差ではありません。旅行の予定が決まってから、落ち着いて申請して大丈夫です。この記事では、料金の内訳と値上げの履歴、家族分の払い方、赤ちゃんにも必要か、そして2025年12月に提案された「アプリのみ」「SNS5年分の義務化」の現状を、2026年10月時点の公式情報でまとめます。ホテルの住所の入れ方は、ESTAのホテル英語住所一覧と記入例にまとめてあります。

この記事でわかること

  • 10月16日からESTAの料金は40.62ドル(それまでは40.27ドル)。内訳は17ドル+10.62ドル+13ドルで、変わるのは10.62ドルの部分だけ
  • 家族4人分は162.48ドル(10月15日までなら161.08ドル)。差は1.40ドル
  • 申請が不承認でも、運用費の10.62ドルは支払いが必要(官報の記載)
  • 赤ちゃんも1人1件のESTAが必要。親が代理で申請でき、家族分は1回の支払いにまとめられる(CBPの発表)
  • 「アプリのみ」「SNS5年分の義務化」は2025年12月に提案された段階。申請の前に、公式サイトで最新の案内を確認する

本記事の情報は2026年10月6日時点のものです。料金・申請方法は変わることがあるので、申請前に必ず公式サイト(esta.cbp.dhs.gov)でご確認ください。

この記事の内容

① ESTA料金は2026年10月16日から40.62ドル(内訳と家族分)

官報(2026年10月1日付、91 FR 62534・英語)で、CBP(米国税関・国境警備局)は、2027会計年度のESTA料金を2026年10月16日から適用すると告知しました。ESTAの料金は3つの合計です。官報の説明では、承認ごとに2つの手数料、ESTAを使うごとに1つの手数料を払います。

項目 〜10月15日 10月16日〜 メモ
承認ごとの手数料(A) 17ドル 17ドル(変更なし) 以前の「渡航促進費」と同じ額
承認ごとの手数料(B) 13ドル 13ドル(変更なし) 2025年9月30日から加わった分
ESTAの利用ごとの運用費 10.27ドル 10.62ドル(+0.35ドル) 申請のたびに必要(不承認でも)
合計(承認されたとき) 40.27ドル 40.62ドル

変わるのは、ESTAの利用ごとの運用費(申請の費用)だけです。物価(CPI-U)が2025年7月から2026年7月で3.36%上がったことに合わせて、10.27ドルが10.62ドルになります。17ドルは、2022年5月26日から払ってきた「渡航促進費」と同じ額です。

ESTA料金|イメージ写真:クレジットカードで支払う
イメージ写真:クレジットカードで支払う|写真:Hloom Templates(CC BY 2.0)/Wikimedia Commons

家族の人数別の合計

ESTAは1人1件なので、家族の人数分の料金がかかります。

人数 10月15日まで 10月16日から 差
1人 40.27ドル 40.62ドル +0.35ドル
2人 80.54ドル 81.24ドル +0.70ドル
3人 120.81ドル 121.86ドル +1.05ドル
4人 161.08ドル 162.48ドル +1.40ドル
5人 201.35ドル 203.10ドル +1.75ドル

1ドル=150円と仮定すると、4人分(162.48ドル)は約24,400円です(為替によって変わります)。

「10月15日までに申請しないと損」ではありません

差は1人35セントです。急いで入力を間違えるほうが損になります。ESTAは、承認から原則2年(パスポートの期限が先ならそこまで)有効です。旅行の日程が決まってから申請するか、航空券を買ったあとに済ませる、という順番で十分間に合います。

② 値上げの履歴(21ドル→40ドル→40.62ドル)

図:ESTAの料金の推移(ドル)
2022年5月26日〜運用費4+1721ドル2025年9月30日〜HR-1で引き上げ40ドル2026年1月1日〜物価で調整40.27ドル2026年10月16日〜物価で調整40.62ドル

2025年9月30日の値上げでは、料金がほぼ倍になりました。2025年7月に成立した法律(One Big Beautiful Bill Act、通称HR-1)が、ESTAの手数料を引き上げ、あとは物価に合わせて毎年見直すと定めたためです。今回の35セントは、その「毎年の見直し」にあたります。

時期 料金 根拠
2022年5月26日〜2025年9月29日 21ドル(4ドル+17ドル) CBPの発表(それまでは14ドル)
2025年9月30日〜12月31日 40ドル(17+10+13) HR-1(2025年7月4日署名)/官報 90 FR 42025(2025年8月28日)
2026年1月1日〜10月15日 40.27ドル(17+10.27+13) 官報 90 FR 52085(2025年11月19日)
2026年10月16日〜 40.62ドル(17+10.62+13) 官報 91 FR 62534(2026年10月1日)

③ 不承認でも払う費用と、もう一度申請が必要になるとき

官報には、運用費は承認されたか不承認だったかにかかわらずすべての申請で必要と書かれ、不承認の場合の2027会計年度の料金は10.62ドルとされています。つまり、申請が不承認になっても、10.62ドルは払うことになります。名前の綴りやパスポート番号、「はい/いいえ」の質問は、送信の前にもう一度確認してください。

すでに承認されたESTAについて、新しい料金との差額を請求するという内容は、今回の官報にはありません。

もう一度申請が必要になるとき

CBPのFAQ(英語)では、次の場合は新しいESTAを申請する必要があり、新しく申請するたびに料金がかかるとしています。

こんなとき 必要なこと 料金
パスポートを新しくした 新しいESTAを申請 新規申請と同じ料金
氏名が変わった 新しいESTAを申請 新規申請と同じ料金
国籍が変わった 新しいESTAを申請 新規申請と同じ料金
「はい/いいえ」の質問の答えが変わった 新しいESTAを申請 新規申請と同じ料金
ESTAの有効期限(またはパスポートの期限)が切れた 新しいESTAを申請 新規申請と同じ料金

承認の有効期間は、CBPによると、通常2年間か、パスポートの期限のどちらか早いほうまでです。承認のときに、有効期限が表示されます。

④ 子ども・赤ちゃんも必要?家族分の申請と支払い

CBPのFAQには、同行する子どもも単独の子どもも、年齢にかかわらず、それぞれが独立したESTAの承認を取る必要があると書かれています。赤ちゃんも、1人1件のESTAが必要です。パスポートも1人1冊が前提です。

  • 代理申請:同じFAQに、親族や旅行会社などの第三者が、VWP(ビザ免除プログラム)の渡航者に代わって申請できるとあります。保護者が、子どもの分を入力して大丈夫です
  • グループ申請:CBPは2012年に、家族やグループが「Group ID」を作り、最大50件の申請を1回のカード決済で済ませられる仕組みを発表しています(発表・英語)。画面の表示は変わっていることがあるので、申請のときに確認してください
  • 写真:ウェブサイト・アプリのどちらでも、申請には写真の提出が求められます(DHSの2024年7月の評価書)。2025年12月の提案では、家族や旅行会社が代理で申請する場合も、申請者本人の写真の提出が必要になります
イメージ写真:ダニエル・K・イノウエ国際空港(ホノルル)
イメージ写真:ダニエル・K・イノウエ国際空港(ホノルル)

家族分をまとめて申請する前に用意するもの

  • 家族全員のパスポート(IC旅券)。写真のページを写せる状態で
  • 申請に使うメールアドレスと電話番号(親のものを使って大丈夫です)
  • 最初に泊まるホテルの名前と英語の住所(書き方はホテル住所一覧と記入例)
  • 支払い用のクレジットカード(家族分を1回でまとめて払う場合は、利用限度額にも余裕を)

⑤ いつ申請する?(72時間前・有効期間)

CBPは、渡航の72時間前までに申請するよう推奨しています(2016年の公式発表)。有効期間が原則2年あるので、航空券を買ったら早めに済ませておくと安心です。結果は、航空会社に伝わります。CBPのFAQでは、承認の紙を空港に持参する必要はないとしながら、申請番号を控えるために、申請結果を印刷(または保存)しておくことを勧めています。

パスポートの期限が近い人は要注意です。ESTAは、パスポートの期限を超えて有効にはなりません。期限が2年より短ければ、そこまでです。更新してから申請する、という順番がおすすめです。

⑥ 申請方法の変更案:アプリのみ・SNS5年分・代理申請の写真

2025年12月10日、CBPは官報(90 FR 57208・英語)で、ESTAの申請方法を大きく変える案を示し、2026年2月9日まで意見を募集しました。いまのところ、これは「提案」です。2026年10月6日までに、実施の日付を知らせる公式の発表は、確認できた範囲では見つかっていません。

提案(2025年12月) 内容 2026年10月時点の状況
ウェブでの新規申請を終了し、アプリのみにする CBP公式のESTAモバイルアプリ(2023年6月開始)を、新規申請の唯一の手段にする。ウェブサイトは、情報提供と状況確認のために残す 提案。CBPのFAQは、今もウェブサイトでの申請を案内している
SNS情報を必須にする 過去5年に使ったSNSの情報を、必須の入力項目にする 提案。DHSの2024年7月の評価書では、SNS欄は任意とされている。義務化の実施は確認できていない
追加の情報を集める 過去5年に使った電話番号、過去10年のメール、家族(親・配偶者・きょうだい・子)の氏名や生年月日など。生体情報(顔・指紋・DNA・虹彩)も含む 提案(官報は「実現可能な場合に」追加するとしている)
代理申請でも本人の写真が必要 家族や旅行会社が代理で申請するときも、申請者本人の写真を提出する 提案

実際に変わるのかどうか、いつからなのかは、申請する直前に、公式サイトの案内で確かめてください。どちらの方法でも、入口は公式の1つだけです。CBPのESTAサイトと、CBP公式のESTAアプリです。

図:公式の入口は2つだけ
1CBP公式サイト(esta.cbp.dhs.gov)で申請する2CBP公式のESTAモバイルアプリ(App Store/Google Play)で申請する3これ以外のサイトやアプリ(検索広告など)は、公式ではありません

⑦ 偽サイト・代行サイトに注意(公式かどうかの見分け方)

CBPのFAQにも、ESTAの情報を載せたり申請を代行したりする第三者のサイトは、DHSや米国政府が承認したものでも、提携しているものでもないと書かれています。代行サイトは、公式とは別の民間のサービスで、公式の料金に手数料が上乗せされるのが一般的です。

公式 代行・偽サイトの例
アドレス esta.cbp.dhs.gov(.dhs.gov で終わる) .dhs.gov 以外のドメイン
料金 40.27ドル(10月16日から40.62ドル) 公式料金に、手数料が加わるのが一般的
入り方 アドレスを直接入力、またはブックマーク 検索結果の広告や、SNSの広告から入る

申請の途中で、公式のアドレスに戻れているか、いちど確認する習慣をつけておくと安心です。

⑧ 家族分を申請する流れ

図:家族分を申請する流れ(ざっくり)
1家族全員のパスポートと、最初に泊まるホテルの住所を用意2公式サイトまたは公式アプリを開く(アドレスは直接入力)3家族の場合は、グループ申請で1人ずつ入力4滞在先は最初のホテル(書き方は住所一覧の記事へ)5料金をカードで支払う(家族分を1回にまとめられる)6結果と申請番号を保存し、家族全員分を確認

よくある質問

Q. 10月15日までに申請したほうが安いですか?
A. 安くなりますが、差は1人35セントです(家族4人で1.40ドル)。急いで入力ミスをするより、予定が決まってから落ち着いて申請するほうが得です。

Q. 家族4人分はいくらですか?
A. 10月15日までなら161.08ドル(40.27ドル×4)、10月16日からは162.48ドル(40.62ドル×4)です。

Q. 赤ちゃんもESTAは必要ですか?
A. 必要です。CBPのFAQには、子どもは同行か単独かを問わず、年齢にかかわらず、独立したESTAの承認が必要と書かれています。保護者が代理で申請できます。

Q. 申請が不承認だったら、料金は戻りますか?
A. 運用費の10.62ドル(10月16日から)は、不承認でも必要と官報に書かれています。戻る前提では考えないほうが安全です。送信の前に、名前やパスポート番号、「はい/いいえ」の質問を確認してください。

Q. すでに承認されたESTAに、あとから差額を請求されますか?
A. 今回の官報に、そのような内容はありません。告知されたのは、10月16日から課される新しい料金です。

Q. 支払いはクレジットカードだけですか?
A. CBPのFAQには、料金の支払いにクレジットカードの情報が必要とあります。2022年のCBPの発表では、Visa・Mastercard・American Express・Discoverのクレジットカードとデビットカードが使えるとされていました。最新の対応は、申請画面で確認してください。

Q. ESTAは、アプリで申請しなければなりませんか?
A. いまのところ、アプリのみにするのは2025年12月の「提案」です。CBPのFAQも、ウェブサイトでの申請を案内しています。実施が決まったかどうかは、申請の直前に公式サイトで確認してください。

Q. SNSの欄は、書かないといけませんか?
A. DHSの2024年7月の評価書では、SNSの入力は任意とされています。過去5年分のSNS情報を必須にする案は、2025年12月に提案された段階で、実施の発表は確認できていません。義務化されたときは、公式サイトの案内に従ってください。

まとめ

  • □ 10月16日から40.62ドル。急ぐ必要はない(差は1人0.35ドル)
  • □ 赤ちゃんを含めて、家族全員が1人1件ずつ申請。グループ申請なら、支払いは1回にまとめられる
  • □ 不承認でも、運用費10.62ドルは必要。送信前に名前・パスポート番号・質問の答えを確認
  • □ パスポートの更新や氏名の変更では、新しいESTA(と新しい料金)が必要
  • □ 入口は公式サイト(esta.cbp.dhs.gov)とCBP公式アプリだけ。代行サイトは手数料が上乗せされる
  • □ 「アプリのみ」「SNS5年分の義務化」は提案の段階。申請の直前に公式サイトで最新の案内を確認

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アイキャッチ写真:U.S. Passport Visas Page/Tony Webster(CC BY 2.0)。トリミングと文字入れの加工をしています。

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