「ESTAを取ったあとで、ESTAの滞在先のホテルを変えた!」「ESTAに書いたホテルと、実際に泊まるホテルが違う…」——ハワイ旅行では、予約を変えたり、泊まる場所を増やしたり、ホテルを移ったりします。ESTAは取り直しになるのか、それともそのままでいいのか、迷うところです。
この記事では、DHS(米国国土安全保障省)の評価書、CBP(米国税関・国境警備局)、在日米国大使館、外務省の公式情報で、申請のあとで直せる項目、新しく申請が必要な項目、滞在先を変えたときの考え方を整理します。ホテルの英語の住所はESTAのホテル英語住所一覧と記入例に、有効期限はESTAの有効期限と確認方法にまとめています。
- DHSの評価書によると、申請のあとで更新できるのは、米国内の滞在先の住所、航空会社、便名、出発地、メールアドレス、電話番号。ほかの項目の訂正は、新しい申請になる
- 氏名・性別・国籍が変わったとき、新しいパスポートを取ったとき、「はい/いいえ」の答えが変わったときも、新しい申請(CBP・在日米国大使館)
- ESTAの住所欄は1つだけで、2軒目以降を書く欄はありません。複数のホテルに泊まる場合は、最初に泊まるホテルを書く方法を、当サイトでは案内しています(公式の決まりではありません。書き方は、ホテル英語住所一覧と記入例に)
- 更新の画面や手順は、公式サイトで確認する。画面の表示は変わることがあるので、この記事では、公式が書いている「できること」だけをまとめる
- 更新の料金は、公式の文面からは確認できなかった。新しく申請すると、そのたびに料金がかかる(CBP FAQ)
本記事の情報は2026年10月時点のものです。ESTAの制度や画面は変わることがあるので、申請や更新の前に、公式サイト(esta.cbp.dhs.gov)と、在日米国大使館・外務省の最新の案内でご確認ください。
この記事の内容
① ESTAの申請のあとで、直せる項目・直せない項目
DHSの評価書(2023年6月)には、ESTAの申請者が、申請のあとに、米国内の新しい滞在先の住所、航空会社、便名、出発地(city of embarkation)、メールアドレス、電話番号を入力して、アカウントを更新できると書かれています。ほかのデータ項目の訂正は、新しい申請が必要です(DHS・ESTAの評価書・英語)。
| 項目 | 申請のあとで… | 根拠 |
|---|---|---|
| 米国内の滞在先の住所 | 更新できる | DHSの評価書(2023年) |
| 航空会社・便名・出発地 | 更新できる | DHSの評価書(2023年) |
| メールアドレス・電話番号 | 更新できる | DHSの評価書(2023年) |
| 新しいパスポート | 新しい申請 | 外務省・在日米国大使館・CBP |
| 氏名・性別・国籍の変更 | 新しい申請 | 在日米国大使館・CBP |
| 「はい/いいえ」の質問の答えが変わった | 新しい申請 | 在日米国大使館・CBP |
| 上の更新項目以外の訂正(綴りの間違いなど) | 新しい申請 | DHSの評価書(2023年) |
つまり、ホテルを変えたときは、「住所を更新する」のが、公式に書かれている方法です。一方、氏名の綴りの間違いに気づいたときは、更新ではなく、新しい申請が必要になります。申請のたびに料金がかかります(CBP FAQ)。

② ESTAの滞在先を変えたとき・複数のホテルに泊まるとき
外務省は、入国審査で、係官が旅行の目的や、米国での滞在先、同行者との関係などを聞くことがあるので、査証免除プログラムの利用者は、往復または次の目的地までの航空券とともに、ホテルの予約確認書などを準備して、確実に説明できるようにしておく必要があるとしています(外務省 海外安全ホームページ・米国)。
- ESTAの住所は、「最初に泊まる場所」を書く(当サイトの案内):住所の入力欄は1つで、2軒目以降を書く欄はありません。当サイトでは、複数のホテルに泊まる旅行でも、最初に泊まるホテルを書く方法を案内しています。ホテルがまだ決まっていないときは、一番泊まる可能性の高い候補を書く方法も、ESTAのホテル英語住所一覧と記入例にまとめています(どちらも、このサイトでの書き方の案内で、公式の決まりではありません)
- 最初のホテルを変えたときは、更新:ホテルの名前を別のホテルに変えた場合や、予約を取り直した場合は、公式サイトで、米国内の滞在先の住所を更新します(DHSの評価書)。航空会社や便名が変わったときも、同じように更新できます
- 途中でホテルを移るとき:2軒目以降の住所を入れる欄がないので、ESTAを更新する場面は、最初の宿泊先が変わったときです。2軒目以降を、更新する必要があるかどうかは、公式の案内の中では確認できませんでした。不安なときは、CBPに確認します
- 入国審査での答え方:ESTAに書いたホテルと、入国審査で答えるホテルは、そろえておきます。聞かれ方と答え方の例は、ハワイ入国の流れ(子連れ)にあります
③ 更新するときの流れと注意点
- 申請番号を用意する:ESTAを申請したときの申請番号を、手元に置きます。ブラウザを閉じたあとは、申請を呼び出すと、状況を確認できます(CBP FAQ)
- 公式サイトを開く:esta.cbp.dhs.gov(右上で日本語に切り替えられます)。非公式のサイトは使わないでください。手数料や情報提供料を請求するサイトは、公式ではありません(在日米国大使館・外務省の注意)
- 申請を呼び出して、更新できる項目を直す:画面の名前や位置は変わることがあるので、公式サイトの案内に従ってください。更新できるのは、滞在先の住所、航空会社、便名、出発地、メールアドレス、電話番号です
- 更新したあとの確認:状況の画面で、承認が有効のままか、内容が変わっているかを見ます。控えを保存します
- 家族の分は、1人ずつ:ESTAは、年齢にかかわらず、1人ずつ個別です(CBP FAQ)。ホテルを変えたら、家族の人数分、確認します
手順の細かい画面は、公式の案内を確認できる範囲では見つからなかったので、ここでは、公式が書いている「できること」と、注意点だけをまとめています。迷ったら、CBPのオンラインフォームか、24時間対応のTravel Communications Center(1-202-325-8000)に確認します(在日米国大使館の案内)。

よくある質問
Q. ESTAを取ったあとで、ホテルを変えました。ESTAは取り直しですか?
A. いいえ。DHSの評価書によると、申請のあとで、米国内の滞在先の住所を更新できます。氏名・性別・国籍の変更や、新しいパスポートの場合は、新しい申請になります。
Q. ESTAの更新で、料金はかかりますか?
A. 公式の文面からは、更新の料金を確認できませんでした。新しく申請すると、申請のたびに料金がかかります(CBP FAQ)。
Q. ESTAに、複数のホテルを書く必要はありますか?
A. いいえ。入力欄は、「米国内の滞在先の住所」の1つです。複数のホテルを回る場合は、最初に泊まる場所を書く方法を、当サイトでは案内しています(公式の決まりではありません)。入国審査で聞かれたときに、予約の内容を説明できるようにしておきます。
Q. 氏名の綴りを間違えました。直せますか?
A. DHSの評価書によると、更新できる項目以外の訂正は、新しい申請が必要です。パスポートの綴りと同じ英語で、入力し直します。
Q. 航空会社や便名が変わったら?
A. 航空会社と便名も、申請のあとで更新できる項目に入っています(DHSの評価書)。
Q. 更新したら、有効期限は延びますか?
A. いいえ。更新は、住所などの情報を変えるものです。有効期限は、承認から2年か、パスポートの期限のどちらか早い日です。新しいESTAの承認が出ない限り、変わりません。
Q. 家族の分も、1人ずつ更新しますか?
A. はい。ESTAは、同行する子どもも、年齢にかかわらず、それぞれ個別の承認です(CBP FAQ)。ホテルを変えたら、家族の人数分を更新します。
Q. 更新の画面が見つからないときは?
A. 画面は変わることがあります。公式サイトの案内を確認して、分からなければ、CBPのオンラインフォームか、Travel Communications Center(1-202-325-8000)に問い合わせます。非公式のサイトに、情報を入力しないでください。
まとめ
- □ 申請のあとで直せるのは、滞在先の住所・航空会社・便名・出発地・メール・電話だけ
- □ それ以外の訂正(氏名の綴りなど)や、新しいパスポートは、新しい申請(料金がかかる)
- □ ホテルを変えたら、公式サイトで、滞在先の住所を更新する
- □ 更新は、家族の人数分。1人ずつ個別
- □ 更新は、公式サイト(esta.cbp.dhs.gov)から。料金を請求するサイトは、公式ではない
- □ 入国審査では、ESTAに書いたホテルと、同じホテルを答えられるようにしておく
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アイキャッチ写真:Waikiki Beach Hotels and Palm Trees (Oahu, Hawaii)/Tony Webster(CC BY 2.0)。トリミングと文字入れの加工をしています。







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