「ESTAを申請したのに、ESTAが保留中のまま」「承認されない…出発に間に合う?」——ESTAの結果がなかなか出ないと、航空券もホテルも決まっているだけに、不安になります。しかも、家族の人数分を申請していると、1人の分が止まっているだけでも、気になります。
この記事では、在日米国大使館、外務省(海外安全ホームページ)、CBP(米国税関・国境警備局)、DHS(米国国土安全保障省)の公式情報で、ESTAの結果の種類、保留中の意味、渡航不可になったとき、問い合わせ先を整理します。公式の説明が見つからなかった部分は、見つからなかったと書きます。有効期限の考え方はESTAの有効期限と確認方法、料金はESTAの料金と家族分の申請にまとめています。
- ESTAの結果は3種類:承認(Authorization Approved)、保留(Authorization Pending)、渡航不可(Travel Not Authorized)。DHSの評価書に、それぞれの意味が書かれている
- 保留は、その場で判断できなかったため、審査中という意味。DHSは「否定的な結果を意味しない」としている
- 保留が何時間・何日で終わるかの公式の目安は、確認できなかった。公式の推奨は、航空券の予約のとき、遅くとも渡米の72時間以上前の申請(在日米国大使館・外務省)
- 渡航不可は、入国の拒否ではなく、「ビザ免除プログラムでは渡航できない」という意味。ビザ(査証)を取れば渡米できる(DHS・外務省)
- 入力の間違いでESTAが却下された場合は、ビザの面接が必要になる(在日米国大使館)。送信の前に、綴りや生年月日を見直す
- 状況の問い合わせは、大使館ではなく、CBPのオンラインフォームか、24時間対応のTravel Communications Center(1-202-325-8000)
本記事の情報は2026年10月時点のものです。ESTAの運用は変わることがあるので、申請や問い合わせの前に、公式サイト(esta.cbp.dhs.gov)と、在日米国大使館・外務省の最新の案内でご確認ください。法的なアドバイスではありません。
この記事の内容
- ① ESTAの結果は3種類:承認・保留・渡航不可
- ② ESTAが保留中のとき:公式にわかることと、できること
- ③ 渡航不可(承認されない)のとき
- ④ 出発に間に合わせるために:申請のコツと問い合わせ先
- よくある質問
- まとめ
① ESTAの結果は3種類:承認・保留・渡航不可
DHSの評価書(2023年6月)には、ESTAの公式サイトに、次の3つのいずれかの状況が表示されると書かれています(DHS・ESTAの評価書・英語)。
| 表示 | 意味 | 次にすること |
|---|---|---|
| 承認 Authorization Approved |
米国への入国のために、ビザ免除プログラムで渡航することが認められた。ただし、入国を保証するものではなく、最終的な判断は、入国港のCBPの係官が行う | 申請番号と承認の画面を保存する。パスポートの期限や有効期限を確認する(ESTAの有効期限と確認方法) |
| 保留 Authorization Pending |
申請の審査中。その場で判断できなかったためで、DHSは「否定的な結果を意味しない」としている | 公式サイトで、状況をもう一度確認する。旅行の日が近いときは、CBPに問い合わせる |
| 渡航不可 Travel Not Authorized |
ビザ免除プログラムでは渡航できない。入国を拒否されたという意味ではない | ビザ(査証)を、日本国内の米国大使館・総領事館で取る方法がある |
スマートフォンのアプリで申請した場合も、審査が終わるまで「保留」の表示が出て、終わると、承認・渡航不可・保留のいずれかが表示されます(同じ評価書)。

② ESTAが保留中のとき:公式にわかることと、できること
「保留」は、システムがその場で結論を出せず、審査を続けている状態です。DHSの評価書は、この表示は否定的な結果を意味しないとしています。
- 何時間・何日かかるか:公式の案内の中で、保留が終わるまでの目安の時間を、確認できませんでした。在日米国大使館と外務省は、申請を、航空券の予約のとき、少なくとも渡米の72時間以上前にするよう勧めています。出発の日に申請して、搭乗の前に承認が取れないおそれがあるという案内です
- 状況の確認:公式サイトで、申請者や代理で申請した人が、状況をオンラインで確認できます(DHSの評価書)。申請番号が分かると確実です。ブラウザを閉じたあとは、申請を呼び出して、状況を見ます(CBP FAQ)
- 再申請は、急がない:保留中に再申請してよいかどうかは、公式の案内の中では確認できませんでした。CBPのFAQは、申請のたびに料金がかかるとしています。二重に申請して、料金を二重に払うことのないよう、先に状況を確認します
- 旅行の日が近いとき:CBPのオンラインフォームか、24時間対応のTravel Communications Center(1-202-325-8000)に、問い合わせます(在日米国大使館の案内)。航空券やホテルのキャンセル規定も、念のため確認します
- 承認が出ていないと、搭乗できません:承認されたESTAを持たない旅行者は、搭乗を拒否されると、在日米国大使館が案内しています
家族の分は、1人ずつ別のESTAです。CBPのFAQは、同行する子どもも、年齢にかかわらず、それぞれ個別の承認が必要としています。1人の分が保留でも、ほかの人の分は、それぞれの結果を確認します。
③ 渡航不可(承認されない)のとき
「渡航不可」は、DHSの評価書によると、ビザ免除プログラムで渡航できないという意味で、米国への入国を拒否するものではありません。ビザ(査証)を取って渡米する方法があります(DHSの評価書・英語)。外務省も、ESTAによる渡航認証が拒否された場合は、査証を取る必要があるので、時間に余裕を持って申請するよう案内しています(外務省 海外安全ホームページ・米国)。
- 入力の間違いが原因のとき:在日米国大使館は、「入力情報の誤りによりESTAが却下された場合、米国大使館または領事館でビザ面接を受けていただく必要があります」と案内しています。氏名の綴り、生年月日、パスポート番号、「はい/いいえ」の答えは、送信の前に、見直してください。なお、不承認でも、運用費(2026年10月16日からは10.62ドル)は払う必要があります(ESTAの料金と家族分の申請)
- 理由は、大使館では分かりません:在日米国大使館は、ESTA申請後の状況確認や、拒否の詳細については、答えられないとしています。CBPに問い合わせます
- ビザの取り方:査証は、日本国内の米国大使館・総領事館(東京、札幌、名古屋、大阪・神戸、福岡、沖縄)で取ります。外務省によると、通常、13歳以下または80歳以上などの例外を除いて、申請者本人が大使館などに出向いて、面接を受ける必要があります(外務省 海外安全ホームページ・米国)。ビザの案内は、在日米国大使館・ビザにあります
次は、在日米国大使館が案内している、ビザ免除プログラムで渡航できなくなった条件です。該当する人は、ESTAではなく、ビザの手続きが必要です(在日米国大使館・ESTA申請)。
| 条件 | 内容(在日米国大使館の案内) |
|---|---|
| 渡航・滞在の履歴 | 2011年3月1日以降に、イラン、イラク、北朝鮮、スーダン、シリア、リビア、ソマリア、イエメンに渡航または滞在したことがある(ビザ免除プログラム参加国の軍または正規政府職員の公務は、特例あり) |
| 二重国籍 | ビザ免除プログラム参加国の国籍と、キューバ、イラン、イラク、北朝鮮、スーダン、シリアのいずれかの国籍を持つ |
| キューバへの渡航 | 2021年1月12日以降に、キューバに渡航または滞在したことがある |

④ 出発に間に合わせるために:申請のコツと問い合わせ先
- 申請の時期:航空券の予約のときに申請するか、少なくとも渡米の72時間以上前に申請します(在日米国大使館・外務省)。CBPも、旅行の準備を始めたときや、航空券を買う前に申請することを勧めています(CBP・ESTA)
- 入力は、英語で、パスポートのとおりに:氏名、生年月日、パスポートの情報は、英語で入力します(CBP FAQ)。家族分は、1人ずつ、パスポートを見ながら入力します
- 申請に使うパスポートの条件:ICチップのついたパスポート(eパスポート)が必要です。有効期限や残りの期間は、ESTAの有効期限と確認方法で確認してください
- 公式サイトを使う:ESTAの申請をまねた非公式のサイトで、手数料を請求される被害が出ています(在日米国大使館・外務省)。申請は、公式サイト(esta.cbp.dhs.gov)から。詳しくは、ESTAの料金と家族分の申請の「偽サイト・代行サイト」の項に
- 承認されても、入国は保証されない:入国審査の流れは、ハワイ入国の流れ(子連れ)にまとめています
| 問い合わせ先 | 内容 |
|---|---|
| CBP(オンラインフォーム) | ESTAの状況や、申請についての質問。在日米国大使館が案内している窓口 |
| Travel Communications Center(1-202-325-8000) | 24時間対応。在日米国大使館が案内している電話の窓口 |
| 在日米国大使館・総領事館 | ビザ(査証)の手続き。ESTAの状況確認や、拒否の詳細には答えられない |
| 外務省 海外安全ホームページ | 米国の入国・査証の最新の案内(米国のページ) |
よくある質問
Q. ESTAが保留中のときは、何時間待てばいいですか?
A. 公式の案内の中で、保留が終わるまでの目安の時間を、確認できませんでした。在日米国大使館と外務省は、航空券の予約のとき、少なくとも渡米の72時間以上前に申請するよう勧めています。出発が近いときは、CBPに問い合わせます。
Q. 保留中に、もう一度申請してもいいですか?
A. 公式の案内の中では、確認できませんでした。CBPのFAQは、申請のたびに料金がかかるとしているので、二重に払うことのないよう、先に公式サイトで状況を確認します。
Q. 保留は、不承認という意味ですか?
A. いいえ。DHSの評価書は、保留(Authorization Pending)を、その場で判断できなかったために審査中の状態で、否定的な結果を意味しないとしています。
Q. 渡航不可になったら、アメリカには行けませんか?
A. ビザ免除プログラムでは渡航できませんが、入国の拒否ではありません。ビザ(査証)を取って渡米する方法があります(DHSの評価書・外務省)。
Q. 不承認の理由は、教えてもらえますか?
A. 在日米国大使館は、ESTA拒否の詳細については答えられないとしています。CBPのオンラインフォームか、Travel Communications Centerに問い合わせます。
Q. 入力ミスで却下されたら、どうなりますか?
A. 在日米国大使館は、入力情報の誤りによりESTAが却下された場合、米国大使館または領事館でビザ面接を受ける必要があると案内しています。送信の前に、綴りと生年月日を確認してください。
Q. 家族の1人だけ、保留や不承認になることはありますか?
A. 家族は、それぞれ個別のESTAなので、結果も1人ずつ出ます(CBP FAQ)。全員の状況を、公式サイトで確認してください。
Q. 承認が出ないまま、搭乗日になったら?
A. 承認されたESTAがないと、搭乗を拒否されます(在日米国大使館)。航空会社と、旅行会社や宿に、早めに相談してください。
まとめ
- □ 申請は、航空券の予約のとき、遅くとも出発の72時間以上前に
- □ 氏名の綴り・生年月日・パスポート番号・「はい/いいえ」の答えを、送信の前に見直す
- □ 申請番号を控えて、公式サイトで状況を確認する(家族は1人ずつ)
- □ 保留は、審査中の意味。急いで再申請しない(料金が二重にかかるおそれ)
- □ 旅行の日が近いのに結果が出ないときは、CBPのオンラインフォームか、1-202-325-8000に問い合わせる
- □ 渡航不可になったら、ビザ(査証)を、日本国内の米国大使館・総領事館で取る方法がある
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