「ハワイの治安は大丈夫?子連れで夜に歩いてもいい?」「ワイキキとアラモアナ、カカアコ、ダウンタウンで、気をつけることは違うの?」と、出発前に調べる方は多いと思います。
この記事では、ホノルル警察(HPD)の2025年の年報(PDF・英語)、ハワイ州観光局、HPDの旅行者向けの案内をもとに、オアフ島の犯罪の件数と種類を、エリア別に整理しました。結論を先に書くと、報告されている犯罪の6割以上は窃盗で、旅行者がいちばん気をつけたいのは、車上荒らしと置き引きです。子連れで、どう行動を変えればよいかも、まとめます。
- オアフ島の主要犯罪の報告は、2025年に15,096件。2021年(29,038件)の約半分、2024年(19,302件)より約22%減(HPD年報)
- 6割以上が窃盗(9,417件)。車の中からの窃盗2,005件、万引き1,626件、スリ128件。殺人・強姦・強盗・加重暴行の暴力犯罪は、約1割(1,642件)
- ワイキキ(HPD第6地区)は、2025年に1,956件(2024年2,381件)。窃盗が約74%で、暴力犯罪は約8%
- 気をつけること:車上荒らし(レンタカーは狙われやすい)、ビーチや店での置き引き、夜の人通りの少ない道と公衆トイレ、歩行者の交通ルール、海
- 万が一は、911。HPDの非緊急の電話は808-529-3111、旅行者の支援団体VASHは808-926-8274(ハワイ州観光局の案内)
本記事の情報は2026年10月時点のものです。数字は、報告された犯罪の件数で、旅行者が被害に遭う確率ではありません。最新の状況は、HPDや外務省の海外安全ホームページでご確認ください。
この記事の内容
- ① 数字で見るハワイの治安:オアフ島の犯罪は、減っている(HPD年報)
- ② エリア別:HPDの地区ごとの違い
- ③ 子連れが気をつけること5つ
- ④ エリア別のメモと、我が家の体験
- ⑤ 万が一のとき:連絡先
- よくある質問
- まとめ
① 数字で見るハワイの治安:オアフ島の犯罪は、減っている(HPD年報)
HPDの2025年の年報(英語)によると、オアフ島で2025年に報告された主要犯罪(殺人・強姦・強盗・加重暴行・侵入窃盗・窃盗・自動車盗)は、15,096件でした。2021年の29,038件の約半分、2024年の19,302件より約22%少ない数字です。
種類別に見ると、窃盗が9,417件で、全体の約62%です。暴力犯罪は1,642件で、約11%です。
| 種類 | 2025年 | 2024年 |
|---|---|---|
| 殺人 | 13 | 22 |
| 強姦(性的暴行) | 217 | 294 |
| 強盗 | 412 | 511 |
| 加重暴行 | 1,000 | 1,022 |
| 暴力犯罪の合計 | 1,642 | 1,849 |
| 住居などへの侵入窃盗 | 1,412 | 1,499 |
| 窃盗 | 9,417 | 12,577 |
| 自動車盗 | 2,625 | 3,377 |
| 財産犯の合計 | 13,454 | 17,453 |
| 主要犯罪の合計 | 15,096 | 19,302 |
| 窃盗の内訳 | 2025年 | 2024年 |
|---|---|---|
| 車の中からの窃盗(車上荒らし) | 2,005 | 3,624 |
| 万引き | 1,626 | 2,135 |
| 建物からの窃盗 | 590 | 886 |
| 車の部品・付属品 | 502 | 595 |
| 自転車 | 359 | 492 |
| スリ | 128 | 188 |
| ひったくり(ハンドバッグ) | 108 | 117 |
| その他 | 4,084 | 4,528 |
旅行者に近い話では、車の中からの窃盗が2,005件(2024年は3,624件)、スリが128件、ハンドバッグのひったくりが108件でした。強盗412件のうち、路上(Highway)が165件で、約4割です。
HPDは、旅行者向けのページ(英語)で、「オアフ島は、米国で最も安全な観光地のひとつ」としたうえで、「ほかの大都市と同じように、機会をうかがう人はいる」と注意しています。
② エリア別:HPDの地区ごとの違い
HPDは、オアフ島を8つの地区に分けています(第6地区ワイキキ、第1地区中央ホノルル、第7地区東ホノルル、第8地区カポレイ・ワイアナエなど・英語)。第1地区は、ダウンタウン、チャイナタウン、カカアコ、アラモアナ、マキキ、パンチボウルまでを含む、広い地区です。年報の地区別の表から、旅行者がよく行く場所の数字を、並べました。
| エリア(旅行者がよく行く場所) | HPDの地区 | 2025年の報告件数(2024年) | 窃盗の割合 | 暴力犯罪の割合 |
|---|---|---|---|---|
| ワイキキ | 第6地区:ワイキキ半島(約1.5平方マイル。オアフ島でいちばん小さい地区) | 1,956(2,381) | 74% | 8% |
| アラモアナ・カカアコ・ダウンタウン・チャイナタウン | 第1地区:中央ホノルル | 3,943(4,755) | 72% | 10% |
| カハラ・ハワイカイ・ハロナ/マカプウの展望台 | 第7地区:東ホノルル(プナホウ通り〜マカプウ岬) | 2,411(3,041) | 64% | 7% |
| カイルア・クアロア | 第4地区:カネオヘ〜カフク(ワイマナロから) | 1,216(1,620) | 67% | 12% |
| ハレイワ・ノースショア・ドールプランテーション | 第2地区:ミリラニ〜ワヒアワ〜ノースショア | 1,196(1,510) | 64% | 10% |
| カポレイ・コオリナ・ワイアナエ(島の西側) | 第8地区:カポレイ〜ワイアナエ | 2,378(2,907) | 66% | 14% |
| モアナルア | 第5地区:カリヒ〜カパラマ〜モアナルア | 2,294(2,730) | 61% | 11% |
- どの地区でも、報告の6〜7割は窃盗です。
- 暴力犯罪の割合は、ワイキキ約8%、東ホノルル約7%と低めで、カポレイ〜ワイアナエの第8地区は約14%と、高めです。
- ワイキキの2025年の暴力犯罪163件の内訳は、殺人2件、強姦25件、強盗56件、加重暴行80件です。
- ワイキキは、面積がいちばん小さく、旅行者が多い地区です。件数が多く見えても、人の数が違うので、地区どうしの優劣は、決められません。
地区別の表は、島全体の表と数え方が違い、足し合わせても一致しません(2025年は、地区表の合計が約17,600件、島全体の表が15,096件)。地区どうしの違いの目安として、見てください。

ハワイ州観光局(日本語の公式サイト)は、旅行者の被害が報告されている場所として、ひったくりはカイルア、アラモアナ、最近は人通りの多いワイキキを挙げています(治安・トラブル対処)。
③ 子連れが気をつけること5つ
車上荒らし:レンタカーに、物を置いたまま離れない
2025年の車の中からの窃盗は、2,005件でした(2024年は3,624件)。ハワイ州観光局の日本語ページは、「レンタカーが特に狙われやすく、駐車後わずかな時間で被害が発生」している、と案内しています。HPDの年報には、東ホノルルの人気の展望台(ラナイ、マカプウ、ハロナ・ブローホール)が、観光客が貴重品を車に置いたまま景色を見に行くため、車上荒らしの標的になっていたこと、2025年8月に監視カメラ付きのトレーラーを置いてから、同じ時期の被害が、前年の約44件から1件に減ったことが、書かれています。
- 車内には、貴重品を置かない。バッグ、スマホ、パスポート、おむつ袋も、見える場所に置かない(ハワイ州観光局・HPD)
- 荷物をトランクに入れるなら、目的地に着く前に入れておく。HPDは、「周りの人が見ているときに、トランクへ入れない」と注意しています(GoHawaiiも、トランクへは、到着前に入れるよう案内)
- 人通りの少ないビーチや場所への駐車は避ける(ハワイ州観光局)
- ドアは、必ずロックする(HPD)
レンタカーの借り方や、運転のルールは、ハワイでレンタカー注意事項と、チャイルドシートのルールにあります。
置き引き・スリ・ひったくり:荷物は、持ち歩く量を減らす
- ビーチに、貴重品を持って行かない。泳ぐときは、ひとりは荷物の番をする(ハワイ州観光局)
- レストランやショッピングセンター、バスの中でも、手荷物から目を離さない。食事のときに、椅子やテーブルにバッグを置いたままにしない(HPD)
- 貴重品や現金は、必要な分だけ持ち歩き、残りはホテルの金庫に入れる(HPD・ハワイ州観光局)
- レンタサイクルやBIKIでは、荷物を前かごに入れない。ななめがけのバッグも、ひったくりに遭いやすい(ハワイ州観光局)
- 写真を撮っているときは、バッグへの注意がおろそかになりがちです。子どもを見ながら、バッグは体の前に持つ(工夫のひとつ)
夜の外出・公園・公衆トイレ
- 夜や、慣れない場所へは、複数人で行く(HPD)
- 夜遅くに、人通りの少ない道や裏通りを歩かない。公衆トイレは、極力使わない(ハワイ州観光局)
- ハワイの多くの公園は、午後10時以降は閉園です。カピオラニ公園やアラモアナ・ビーチパークは、特別な許可がなければ、夜10時以降は立ち入り禁止です(ハワイ州観光局・条例とマナー)
- ホテルの部屋は、ドアと、スライディングドア、窓の鍵を、確実にかける(HPD・GoHawaii)

路上で生活している人がいる場所もあります。ハワイ州観光局は、「声をかけられても相手にせず、すぐにその場から離れる」ように案内しています。ホノルル市の発表(2026年5月・英語)では、2026年のオアフ島の調査で、住まいのない状態の人は、4,539人でした。2024年とほぼ同じ人数ですが、路上で生活している人は20%減り、シェルターにいる人は35%増えています。子どもの手をつないで、その場から離れましょう。
交通ルール:歩行者の違反は、罰金
HPDの年報では、2025年の交通事故の死者は82人で、2024年の54人から増えました。2024年は、歩行者の死者が19人でした(HPD・英語)。日本とは違う、次のルールにも、気をつけます(ハワイ州観光局)。
- 横断歩道以外で渡る(ジェイウォーク):130〜180ドルの罰金
- 歩行者用信号が点滅を始めたあとに渡り始める:2019年7月1日から禁止。130ドルの罰金
- 横断中にスマホなどの画面を見る(オアフ島):初回15〜35ドルの罰金。音声通話だけなら、対象外
詳しくは、ハワイで歩きスマホ・斜め横断の罰金にあります。
海:ライフガードのいる場所で
ハワイ州観光局は、「海の活動は、ライフガードがいるとき、またはプロと一緒に行う」「波は予測できないので、海に背を向けない」「ブローホールの上に立たない」「離岸流につかまったら、落ち着いて、流れに逆らわない」と案内しています(GoHawaii・英語)。ビーチごとの危険や状況は、Safe Beach Day(hawaiibeachsafety.comは、ここに転送されます)で確認できます。サイトには、情報は参考で、リアルタイムとは限らないと書かれています。暑さ対策は、子供連れでハワイ熱中症対策にあります。
④ エリア別のメモと、我が家の体験
エリアごとの特徴は、2020年に書いた記事にもまとめています。最新の数字は、上のHPDの表で確認してください。
| エリア | 気をつけること | あわせて読みたい |
|---|---|---|
| ワイキキ | 人通りが多く、スリ・置き引き・ひったくり。夜は、暗い裏通りや公衆トイレを避ける | (この記事の③) |
| カカアコ・ダウンタウン | 人通りが少ない場所がある。夜は避け、日中に行く。駐車場の車上荒らし | カカアコ/ダウンタウン |
| タンタラスの丘 | 夜は暗い道。駐車場の車上荒らし。夜はタクシーやツアー | タンタラスの丘展望台 |
| カハラ・ハワイカイ(東海岸ドライブ) | ハロナ、マカプウの展望台は、車上荒らしに注意(HPD) | ワイアラエ カハラ/ハワイ・カイ |
| カイルア・クアロア | ひったくりが報告されている(ハワイ州観光局)。荷物を車内に置かない | カイルア/クアロアランチ |
| ハレイワ・ノースショア | 海の安全。ライフガードのいるビーチで | ハレイワ |
| カポレイ・コオリナ・ワイアナエ(島の西側) | 暴力犯罪の割合は高め。レンタカーでの移動が基本で、駐車の車上荒らしに注意 | カポレイ/ワイアナエ |
| モアナルア | 観光地の駐車場の車上荒らしに注意 | モアナルア |
かーくんのメモ|2019年、2歳と0歳の子どもを連れて、カポレイに2泊したとき
- ワイキキのホテルのほかに、カポレイのエンバシー・スイーツにも2泊しました(カポレイ滞在記 Part1・Part2)。レンタカーで、コオリナ・ビーチパークにも行きました(カポレイの治安の記事)
- 2泊のうち1日は、日が暮れてから、車で食事に出ましたが、特にトラブルなくホテルに戻れました。地元の人が多く住む街で、悪い印象はありませんでした
- ワイキキのように、日本語はほとんど通じません。Google翻訳や、少しの英語があると安心です
- これは、2019年の我が家の印象です。いまの状況は、HPDの数字や、ハワイ州観光局の案内で確認してください
⑤ 万が一のとき:連絡先
- 緊急(命や身の危険):911(HPD)
- 緊急ではない相談・届け出:HPDの電話 808-529-3111(HPD)。車上荒らしなど、窃盗の被害は、警察に届け出ます。保険金の請求に、警察の被害届(証明書)が必要になる場合があるので、保険会社に確認します
- 旅行者の支援団体:Visitor Aloha Society of Hawaiʻi(VASH)。オアフ島 808-926-8274(GoHawaii)
- 病気・けが:子どもが熱を出したら(小児救急・日本語クリニック・保険)
- パスポートの紛失・盗難:ハワイでパスポート盗難!?紛失!?再発行手順
- 最新の注意情報:外務省の海外安全ホームページと、HPDのデータダッシュボード(英語)
よくある質問
Q. ハワイの治安は悪いですか?
A. HPDは、オアフ島を「米国で最も安全な観光地のひとつ」としつつ、ほかの大都市と同じように注意が必要としています。2025年の主要犯罪の報告は15,096件で、2021年の約半分です。6割以上は窃盗で、いちばん気をつけたいのは、車上荒らしと置き引きです。
Q. ワイキキは、夜に歩いても大丈夫ですか?
A. HPDは、夜や慣れない場所へは、複数人で行くよう案内しています。ハワイ州観光局は、夜遅くに人通りの少ない道や裏通りを歩かないことと、公衆トイレを極力使わないことを勧めています。大通りの明るい場所を、家族で歩くのが基本です。
Q. 子連れで、カカアコやダウンタウンに行けますか?
A. 第1地区(中央ホノルル)の報告は、2025年に3,943件で、窃盗が約72%、暴力犯罪は約10%です。2020年の記事では、人通りの少ない場所がある、夜は避けて日中に行くことをおすすめしました。駐車場の車上荒らしにも、気をつけます。
Q. レンタカーで、盗まれやすいものと対策は?
A. ハワイ州観光局は、レンタカーが特に狙われやすく、駐車後わずかな時間で被害が出ると案内しています。バッグ、スマホ、パスポート、おむつ袋など、車内には何も置かないのが基本です。トランクに入れるなら、目的地に着く前に入れます。
Q. 銃社会が心配です。
A. HPDの2025年の年報では、銃が使われたのは、殺人13件のうち6件、強盗412件のうち52件、加重暴行1,000件のうち160件でした。旅行者が巻き込まれる割合までは、年報から分かりません。夜の外出や人通りの少ない場所を避けるのが、基本の対策です。
Q. 路上で生活している人に、声をかけられたら?
A. ハワイ州観光局は、声をかけられても相手にせず、すぐにその場から離れるよう案内しています。子どもの手をつないで、距離を取ります。ホノルル市の2026年の発表では、オアフ島の住まいのない人は4,539人で、路上で生活している人は、2024年より20%減りました。
Q. 事件や事故に遭ったら、どうすればいいですか?
A. 命や身の危険があるときは、911に電話します。それ以外の被害は、HPD(808-529-3111)に届け出ます。旅行者の支援団体VASH(オアフ島 808-926-8274)にも、相談できます。保険の請求には、警察の被害届が必要になる場合があるので、保険会社に確認します。
Q. 最新の治安情報は、どこで確認できますか?
A. 外務省の海外安全ホームページと、HPDのデータダッシュボード、HPDの年報で確認できます。旅行の前に、外務省のスポット情報や、現地のニュースもチェックしておくと安心です。
まとめ
- □ 車に、貴重品・バッグ・おむつ袋を置いたまま離れない。トランクへは、到着前に入れる
- □ ビーチでは、貴重品を持って行かず、ひとりは荷物の番をする
- □ 自転車の前かごや、ななめがけのバッグは、ひったくりに注意する
- □ 夜は、人通りの少ない道や公衆トイレを避け、家族で明るい場所を歩く
- □ 横断歩道以外で渡らない。信号が点滅してから渡り始めない。歩きスマホをしない
- □ 911、HPD(808-529-3111)、VASH(808-926-8274)、保険会社の連絡先を、スマホとメモに控える







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