子連れ旅行でいちばん重い出費は、まちがいなく航空券です。ANAで家族4人が羽田からハワイに行くと、時期によっては往復40〜65万円。国内でも、羽田から沖縄・北海道へ家族4人だと、繁忙期は往復15〜20万円を超えます。ここをANAマイルの特典航空券で圧縮できると、旅行の総額も、行ける回数もまるで変わってきます。この記事では、子連れ家族のマイルの貯め方と使い方を、生活費だけで続けられる形にまとめます。
「陸マイラー」と呼ばれるような凝ったことをしなくても、家族の生活費をANAカード1枚に集約し、ためたポイントをANAマイルに換え、家族のマイルを合算して特典航空券にする——この3ステップだけで、数年に一度の家族海外旅行の航空券は現実的に用意できます。
この記事は、マイル関連記事のまとめ(ハブ)です。Vポイントからの交換はVポイント2026の記事、SFCについてはANA SFC 2026の記事、ハワイの費用を下げる全体像は子連れハワイの予算を10万円下げる方法にまとめています。
- 「生活費の集約」だけで年2〜4万マイルが現実的な理由
- ANAマイルを貯める3ルート(決済・ポイント経由・搭乗)の使い分け
- カードの選び方(まず一般 → 年200万決済でゴールド)
- 家族のマイルを合算する「ANAカードファミリーマイル」の仕組み
- 特典航空券の取り方(355日前の予約開始が勝負)
各社のマイル制度・合算条件・必要マイル数は変わります。2026年時点の整理のため、必ずANA公式でご確認ください。
かーくんのメモ|我が家のマイルの貯め方(2019年まで)
- 結婚のときに羽田空港でAmexのカードをすすめられたのがきっかけで、陸マイラーになりました。ハワイにエコノミーで行けるマイルを貯めたあと、子どもが生まれて一度は断念。気づけば12万マイルを超え、ビジネスクラスでのハワイ旅行を計画しました(特典航空券を家族分取れる方法)。
- 2019年の旅行は、ビジネス3席が通常運賃なら約58万円相当のところ、現金約8万円と206,000マイルで済みました(急遽キャンセルの顛末)。
- 日程変更のときは、83,000マイルをスカイコインに交換して139,000円相当にし、小児運賃の支払いに充てる方法も使いました。
この記事の内容
- ① 子連れ家族のマイルの貯め方:なぜ「生活費の集約」だけで足りるのか
- ② ANAマイルを貯める3ルート
- ③ カードの選び方(一般/ゴールド/SFC)
- ④ 家族のマイルを合算する(ANAカードファミリーマイル)
- ⑤ 特典航空券の取り方(予約開始日が勝負)
- ⑥ 家族旅行までの積み立てプラン(国内/ハワイ)
- ⑦ よくある失敗と対策
- 子連れ家族のマイルに関するよくある質問
- まとめ:今日から始める3ステップ
① 子連れ家族のマイルの貯め方:なぜ「生活費の集約」だけで足りるのか

子育て世帯の年間支出は、住居費を除いても300〜400万円規模になります。このうちカードで払える部分——食費、日用品、光熱費、通信費、保険料、保育料、ふるさと納税、医療費、被服費、外食費、レジャー費など——を1枚のANAカードに寄せると、年200〜300万円は現実的に通せます。
ANAカードの通常還元は、決済額の0.5〜1%がマイル相当。年250万円決済なら、それだけで年12,500〜25,000マイルです。ここにポイントサイト経由の交換や、旅行の搭乗マイルが乗ります。国内線の家族特典なら1〜2年、ハワイ特典でも2〜3年で手が届く計算になります。特別な副業も、ポイントの複雑な錬金術も要りません。「支払い方法を変えるだけ」で、家計の負担はゼロです。
② ANAマイルを貯める3ルート
① ANAカード決済(ベース)
生活費をANAカードに集約するのが、すべての土台です。まず固定費(携帯・光熱・保険・保育料・税金のカード払い・ふるさと納税)を移し、次に変動費(食費・日用品・外食)もカードに。現金・口座振替をできるだけ減らします。ゴールドカード以上なら決済ボーナスマイルも付きます。
② ポイント経由(ネット買い物)
ネットショッピング、旅行予約、各種申し込みをポイントサイト経由にして、ためたポイントをVポイント等 → ANAマイルへ交換します。ネット通販が多い家庭ほど効果が出ます。交換レートと手順はVポイント2026の記事で詳しく解説しています。
③ 搭乗マイル(家族ぶんも)
ANA便に乗ったフライトのマイル。子ども名義のマイレージ口座を作れば、子どもの搭乗ぶんもマイルが貯まります。赤ちゃんのうちに口座を作っておけば取りこぼしがありません。区間によりますが、家族4人で国内往復すると数千マイル、ハワイ往復ならまとまった数字になります。
目安として、生活費集約で年12,000〜25,000マイル、ポイント経由で年5,000〜15,000マイル、搭乗で年数千。合わせて年2〜4万マイルが、無理のない現実的なラインです。
③ カードの選び方(一般/ゴールド/SFC)
| カード | 特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|
| ANA一般カード | 年会費が安い。マイル移行手数料が別途かかるタイプも | まず生活費集約を始めたい人 |
| ANAゴールドカード | 決済のマイル還元アップ・搭乗ボーナス増・カードラウンジ・手厚い旅行保険 | 年200万円以上決済する人。子連れ旅行の保険面でも安心 |
| SFC | 上級会員待遇+決済/搭乗ボーナス。取得に修行が必要、2028年から維持条件が厳格化 | 年300万円決済でき、ラウンジ・優先搭乗を重視する人 |
コスパの良い順路は、「まず一般カードで生活費集約を始める → 年間決済が200万円を超えたらゴールドに切り替え」です。ゴールドは還元率アップだけで年会費のもとが取れることが多く、子連れ旅行の海外旅行保険も手厚くなります。SFCはSFCの記事で判断材料を整理しています。
④ 家族のマイルを合算する(ANAカードファミリーマイル)

ANAには、同居家族などのマイルを1つのプールにまとめて特典航空券に使える「ANAカードファミリーマイル」という仕組みがあります。夫婦がそれぞれANAカードを持ち、子どもにもマイレージ口座を作っておけば、3〜4人分のマイルを合算して1人分の特典航空券に充てられます。「あと少しで家族ぶんに届くのに、名義がバラバラで使えない」という事態を防げます。
登録は無料です(登録後の変更・削除には1名5,000マイルの手数料がかかります)。同じ住所で生計を共にしていることが条件で、18歳未満の子どもは、カードのないANAマイレージクラブ会員のままで登録できます。旅行を計画したら真っ先に設定しておきましょう。
⑤ 特典航空券の取り方(予約開始日が勝負)
国内線の特典航空券
ANAの国内線特典航空券は、必要マイルがシーズンで変わります。ローシーズンなら少ないマイルで取れるので、子連れの国内旅行はまずここから。羽田〜沖縄・北海道は片道の必要マイルが手ごろで、家族4人でも1〜2年の積み立てで届きます。予約は搭乗日の一定期間前から。
ハワイなど国際線の特典航空券
ハワイ往復は必要マイルが多め(家族4人でローシーズン約14万マイル前後〜。ハイシーズンは1人65,000マイルで家族4人26万マイル)ですが、「現金なら1人十数万円」の区間なので、マイルの価値がもっとも高く出ます。予約開始は搭乗日(往復は復路の搭乗日)の355日前。年末年始・GW・お盆の特典枠は予約開始と同時に埋まるので、日程が決まっているなら355日前の朝に狙います。燃油サーチャージ・空港使用料・税は現金で必要で、これはゼロにはなりません。
⑥ 家族旅行までの積み立てプラン(国内/ハワイ)
| 目標 | 必要マイルの目安(家族4人) | 積み立て期間の目安 |
|---|---|---|
| 国内往復(例:羽田〜沖縄) | ローシーズンで合計6万マイル前後〜 | 生活費集約+ポイント経由で1〜2年 |
| ハワイ往復 | ローシーズンで合計14万マイル前後〜(ハイシーズンは26万マイル) | 2〜3年 |
まず「3年後にハワイ」など旅行の時期を決め、そこから逆算して毎月の決済とポイント交換のペースを作ります。目標が具体的だと、日々の「どっちのカードで払うか」が自然と最適化されます。マイルの有効期限(基本3年)内に使い切る計画にもなります。
⑦ よくある失敗と対策
- マイルを貯めすぎて失効:期限が3年なので、貯めっぱなしは危険。旅行の時期を先に決める。
- 名義がバラバラで家族ぶんに届かない:ファミリーマイルの登録を旅行計画時にすぐ。子どもの口座も作る。
- 予約開始日を逃す:355日前をカレンダーに入れておく。人気枠は当日中に消える。
- 還元率の低い支払いに気づかない:税金・公共料金はカード払い手数料で実質還元が下がることも。金額の大きい支払いだけは、実質還元を一度確認する。
子連れ家族のマイルに関するよくある質問
Q. どのカードから始めればいい?
A. まずANAの一般カードで生活費集約を開始。年間決済が200万円を超えるならゴールドに切り替えると、還元率アップで年会費以上のリターンになります。
Q. どれくらいで家族旅行に届く?
A. 生活費集約+ポイント経由で、国内特典なら1〜2年、ハワイ特典なら2〜3年が目安です。
Q. マイルの有効期限は?
A. ANAは基本3年。旅行の時期を決めて逆算するのが失効対策になります。
Q. 子どものマイルも貯まる?
A. 子ども名義のマイレージ口座を作れば搭乗マイルが貯まり、ファミリーマイルで合算して使えます。赤ちゃんのうちに口座開設を。
Q. ポイ活はやらないとダメ?
A. いりません。生活費集約だけで十分効果が出ます。無理のない範囲でポイントサイト経由を足すと加速する、という位置づけです。
Q. 現金で普通に予約するのと、特典航空券はどちらがお得?
A. 家族4人だと特典航空券の価値が特に大きく出ます。ためたマイルを「1マイル=2円以上」で使えることも多く、座席指定も受託手荷物も含まれ、子連れの優先搭乗、欠航時の振替も手厚い。トータルの安心とコストで有利です。
Q. 特典航空券が全然取れない
A. 355日前の予約開始と同時に動く、日程をローシーズンにずらす、大人だけマイル・子どもは現金の併用、で解決することが多いです。
Q. 夫婦で別々のANAカードを持つ意味は?
A. それぞれの決済ぶんのマイルが貯まり、ファミリーマイルで合算できます。世帯の支払いを分担しつつ、マイルは1つにまとめられます。
まとめ:今日から始める3ステップ
- □ ステップ1:ANAカード(まず一般)を作り、固定費の支払いを移す
- □ ステップ2:食費・日用品もカード決済に。ポイントサイト経由も少しずつ
- □ ステップ3:子どものマイル口座を作り、ANAカードファミリーマイルに登録
- □ 「3年後にハワイ」など時期を決めて逆算
- □ 特典航空券は355日前の予約開始と同時に。燃油・税は現金
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