「2歳の子はタダ?」「小学生は大人と同じ料金?」「バシネットって何キロまで?」——ANAでハワイに行くとき、子どもの運賃と座席は最初に迷うところです。我が家は2019年に、2歳と0歳(11か月)を連れて特典航空券のビジネスクラスで行きました。幼児と小児では料金の考え方がまったく違うので、予約の前に整理しておきましょう。この記事では、ANAのハワイ便の幼児・小児の運賃とマイルを、バシネットと座席の選び方もあわせて整理します。
この記事では、ANA国際線の幼児(2歳未満)・小児(2〜11歳)の運賃とマイルの考え方、バシネットの条件と申し込み方、羽田・成田のハワイ便(787・A380)での座席の選び方、機内食やベビーカーの扱いを、2026年時点の情報で整理します。ANAで行く前提なので、他社との比較はしません。
- 2歳未満(座席なし)は大人運賃の10%、2〜11歳は多くの運賃で75%
- 特典航空券は幼児(座席なし)が大人の10%のマイル、小児は大人と同じマイル
- バシネットは体重10kg以下が条件。数に限りがあるので予約直後に申し込む
- 2歳直前の子は「座席を買うか」を検討。8時間のフライトで膝上は親も子も限界がある
- ベビーミール・チャイルドミールは出発24時間前まで。ベビーカーはカウンターで無料で預け、搭乗口までは貸出ベビーカーも使える
本記事の情報は2026年時点のものです。料金・営業情報・ルールは変わることがあるので、予約前に各公式サイトでご確認ください。
かーくんのメモ|我が家のANA特典航空券(2019年・ビジネスクラス)
- 国際線は0歳でも無料ではないことを、予約のときに知りました。膝の上の幼児は大人運賃の10%(特典航空券なら大人マイルの10%)、座席を使う2歳以上は小児運賃(大人の75%)です(子供の運賃はどうなってるの?)。
- 我が家は、大人2席は特典航空券、0歳の次男は幼児用の特典航空券にしました。2歳の長男は、日程変更のときに有償の小児運賃へ切り替え、マイルをスカイコインに替えて充てました(急遽キャンセルの顛末)。幼児分を取ったのは出発の3日前で、燃油サーチャージが下がるタイミングを狙いました。有償だと約5万円と言われました。
- 2歳11か月の長男は座席が必要でした。機内はフルフラットにして、抱っこで寝た次男はそのまま私の座席に寝かせ、キャビネット(ベビーベッド)は借りませんでした(機内での過ごし方)。
- ANAラウンジで子どもにうどんやおにぎりを食べさせ、シャワーも浴びさせたので、搭乗後すぐの子ども用の機内食は断りました(空港での過ごし方/機内での過ごし方)。
この記事の内容
- ① 結論:幼児・小児の運賃とマイルはこう決まる
- ② 幼児(2歳未満)は座席を買うべきか
- ③ バシネットの条件と申し込み方
- ④ 座席の選び方:羽田の787、成田のA380
- ⑤ 機内食・ミルク・おやつ
- ⑥ ベビーカー・チャイルドシート・手荷物
- ⑦ 子どもの分のマイルはたまる?
- よくある質問
- まとめ
① 結論:幼児・小児の運賃とマイルはこう決まる

ANAの国際線では、子どもは年齢で「幼児」と「小児」に分かれます。搭乗日の年齢で判定されるので、旅行中に2歳の誕生日を迎える場合は要注意です(往路は幼児、復路は小児になる)。
| 区分 | 年齢 | 有償運賃の目安 | 特典航空券の必要マイル | 座席 |
|---|---|---|---|---|
| 幼児(座席なし) | 2歳未満 | 大人の10%+税・サーチャージ | 大人の10%+税・サーチャージ | なし(膝の上・バシネット) |
| 幼児(座席あり) | 2歳未満 | 小児運賃と同じ(75%目安) | 大人と同じ | あり(チャイルドシート持ち込み可)。ビジネスクラスは不可(787・777・767・A380。機種により全座席、または一部座席) |
| 小児 | 2〜11歳 | 大人の75%(運賃種別により大人と同額) | 大人と同じ | あり |
| 12歳以上 | — | 大人運賃 | 大人と同じ | あり |
ポイントは2つです。1つ目は、有償なら小児は75%引きではなく「75%」。つまり大人10万円なら子どもは7.5万円で、思ったほど安くありません。安い運賃種別(セール運賃など)では小児割引がなく大人と同額のこともあります。2つ目は、特典航空券だと小児の割引はゼロ。ハワイ往復エコノミーに必要なマイル数は大人と同じです。「子どもの分だけ特典、大人は有償」のような組み合わせは自由なので、家族4人で足りるマイルがないときは、子どもの分だけ特典にするのがマイルの使いどころです。家族分の特典航空券の取り方はANA特典航空券でハワイ 家族4人分を取る方法にまとめています。
幼児(膝上)の10%は、大人運賃の10%であって、燃油サーチャージや税金は別途かかります。2026年時点でハワイ往復のサーチャージは大人と同額がかかるので、「幼児はほぼタダ」ではなく、1人あたり2〜3万円程度は見ておいてください。
② 幼児(2歳未満)は座席を買うべきか
ハワイまでは片道7〜8時間。0歳なら膝の上+バシネットで乗り切れますが、1歳半を過ぎると膝の上は親子ともにきついです。体格の大きい1歳児なら座席を買う価値があります。判断材料は次のとおりです。
| 状況 | おすすめ | 理由 |
|---|---|---|
| 生後〜10か月くらい | 膝上+バシネット | バシネットで寝てくれれば親が食事も取れる。体重10kg以下 |
| 10か月〜1歳半 | 膝上(バシネット不可なら要検討) | バシネットの体重制限を超えると膝上のみ。夜便で寝てくれるかが鍵 |
| 1歳半〜2歳未満 | 座席を買う | 動きたい盛り。チャイルドシートを持ち込めば安全に固定でき、親も休める |
| 2歳の誕生日をまたぐ | 往路は幼児、復路は小児として予約 | 予約時にANAへ電話で相談。復路は座席が必要 |
座席を買う場合、ANAはFAA(米国連邦航空局)などの認可マークがついたチャイルドシートの持ち込みを認めています。日本で使っている座席のうち、飛行機対応の表示があるものならOK。サイズ制限があるので事前にANAに確認を。持ち込まない場合は座席に子どもを座らせ、離着陸時はベルトを締めます。現地でのチャイルドシートはハワイでチャイルドシートを現地調達する価格を参考にしてください。
もう1つ、大人1人につき同伴できる幼児は2人までで、うち1人は座席の購入が必要です。ワンオペで双子や年子を連れて行く場合は、この条件に引っかかるので予約前に確認を。なお、座席を使う2歳未満の幼児は、ANAの787・777・767・A380のビジネスクラス(機種により全座席、または一部座席)に乗れません。膝の上(座席なし)ならビジネスクラスに乗れます。
③ バシネットの条件と申し込み方
バシネットは、壁際(バルクヘッド)の座席の前に取り付ける簡易ベッドです。ANAの条件は体重10kg以下で、身長はバシネットに収まることが目安。出発48時間前までの予約制で、機材ごとに数に限りがあります。
- 航空券を予約したらすぐANAのサイト(予約詳細)か電話でバシネットをリクエストする。人気便は早い者勝ち。
- バシネットが取れると、座席が自動的にバルクヘッド席に指定される(自分では選べない)。
- 搭乗後、シートベルトサインが消えてから客室乗務員が取り付けてくれる。離着陸時と揺れが強いときは使えないので、その間は膝の上。
- 使えるのは、ベルト着用サインが消えている巡航中だけ。ハワイ便なら5〜6時間は使える計算。
ANAのバシネットはおよそ縦72cm×横27cm×高さ17cm。体重10kg以下でも、身長が伸びた1歳前後だと窮屈です。座席を使う幼児(2歳未満で座席あり)の予約はインターネットではできず、ANAへの電話予約になります。また、利用者のブログでは「帰りの便は揺れが多く、バシネットがほぼ荷物置き場だった」という声も。使えるのはベルトサインが消えている間だけ、と割り切っておくと落胆しません。
バシネットが取れなかった場合でも、バルクヘッド席そのものは足元が広く、子どもが床で遊べるので、幼児連れなら第一希望にしておく価値があります。ただしバルクヘッド席はテーブルが肘掛けから出るタイプで、離着陸時は荷物を足元に置けません。おもちゃやおやつは小さなポーチにまとめて、座席ポケットに入れておきましょう。
④ 座席の選び方:羽田の787、成田のA380

2026年時点のANAのホノルル線は、成田発がエアバスA380「フライング・ホヌ」、羽田発がボーイング787が基本です(機材は時期で変わることがあります)。子連れの座席選びは機材で戦略が変わります。
| 成田発 A380(フライング・ホヌ) | 羽田発 787 | |
|---|---|---|
| エコノミー | 3-4-3配列。後方にカウチ席(3〜4席を平らに使える)があり、子どもを寝かせられる | 3-3-3配列。家族4人なら中央4席は取れないので、3席+通路向かい1席か、窓側3席+1席 |
| プレミアムエコノミー | 2-3-2。シートピッチが広く、子どもがぐずっても周囲の視線が少ない | 2-3-2。同上 |
| ビジネス | 隣り同士で座れるペアシート(ANAの発表)。親子で並んで座れる | 互い違いに並ぶスタッガード配列。全席が通路に面する。席の位置関係はANAのシートマップで確認 |
| 出発時間の傾向 | 夜発(2026年夏ダイヤは20:10発)、ホノルルには同日の朝(08:45着) | 夜発(21時台発)、ホノルルには同日の朝に到着 |
| 子連れの向き不向き | 幼児〜小学生の家族に最適。カウチ席で寝かせられる | 夜発なので寝てくれる子なら楽。羽田は都内からのアクセスが圧倒的に楽 |
おすすめは、幼児連れなら成田のホヌでカウチ席、都内在住で小学生以上なら羽田発です(どちらも往路は夜発・朝着。復路はどちらも昼発で、日本には翌日の午後〜夕方着)。ホヌの座席の詳しい選び方はフライング・ホヌ 子連れ完全ガイドに分けました。ビジネスクラスに子連れで乗るのが現実的かどうかは、子供とビジネスクラス機内での過ごし方と特典航空券のビジネスクラス 子供の運賃を読んでから判断してください。
どの機材でも共通の注意点:幼児連れは非常口席に座れません。また、座席指定は運賃種別によって有料・無料が分かれます。家族がバラバラの席になるのを避けるため、予約時にまとめて座席指定するか、指定できない運賃なら早めにオンラインチェックインを。
⑤ 機内食・ミルク・おやつ
- ベビーミール(2歳未満):瓶入りの離乳食などが出ます。出発24時間前までにANAのサイトか電話で申し込み。月齢が低い子は食べ慣れたものを持ち込むほうが確実。
- チャイルドミール(2〜5歳):柔らかく、子どもが食べやすいメニュー(座席を使う子が対象)。こちらも24時間前まで。6歳以上は通常のお食事です。
- 調乳用のお湯:客室乗務員に頼めばもらえます。粉ミルクと哺乳瓶は持ち込み。液体ミルクは手荷物検査の例外扱いで持ち込めます(離乳食・ミルクの持ち込みルール)。
- おやつ・飲み物:機内は乾燥するので、ストロー付きの飲み物を多めに。離着陸時の耳抜きに、飲み物か飴(4歳以上)を用意。中耳炎が心配な子は中耳炎にならないように気をつけることもどうぞ。
⑥ ベビーカー・チャイルドシート・手荷物
- ベビーカー:ANAは、自分のベビーカーを、カウンターで手荷物として無料で預かります(付属のアクセサリー類ははずして預ける)。カウンターから搭乗口までは、貸出ベビーカー(A型・B型対応)を使えます。チェックインのときに申し出ます。数に限りがあり、事前予約はできず、一部ご用意できない空港もあります(ANA「小さなお子様連れのお客様(国際線)」)。到着空港での受け取り場所は、預けるときに係員に確認します。
- チャイルドシートは座席で使う場合は持ち込み、使わない場合は無料で預けられます(無料手荷物の個数に含まれないことが多いですが、予約時に確認)。
- 幼児(座席なし)にも手荷物の許容量があり、預け荷物1個+ベビーカー+機内持ち込み1個が目安。おむつやミルクで荷物が増えるので、ここは大きい。
- ハワイでのベビーカーの要不要はベビーカー レンタル?持ち込み?現地調達?で比較しています。
⑦ 子どもの分のマイルはたまる?
有償で乗った場合、小児(座席あり)にはANAマイレージクラブ会員として大人と同じ率でマイルがたまります。子どもの分のAMC会員番号を作っておけば、家族4人分のフライトマイルは相当な量になります。幼児(座席なし・10%運賃)にはマイルはたまりません。
子どものマイルは18歳未満でも家族でまとめて使えるよう、ANAの「ファミリーマイル」に登録しておくと、特典航空券に合算できます。家族でマイルを貯めて使う全体像は子連れ家族のマイルの貯め方・使い方、家族カードの選び方はANAカード 家族カードの選び方にまとめました。
よくある質問
Q. 2歳の誕生日が旅行中に来る場合、往復とも幼児料金?
A. いいえ。往路は幼児、復路は小児として扱われ、復路は座席が必要です。予約時にANAに電話して相談するのが確実です。
Q. バシネットは何キロまで?
A. ANAは体重10kg以下が目安です。生後10か月前後で超える子も多いので、月齢だけでなく体重で判断してください。
Q. バシネットが取れなかったら?
A. バルクヘッド席が空いていれば、足元の広さだけでも楽になります。それも無理なら、通路側の席を取って抱っこであやしに立てるようにしておくのが現実的です。
Q. 特典航空券で子どもの分だけ取れる?
A. 取れます。大人は有償、子どもは特典という組み合わせは自由です。小児の必要マイルは大人と同じなので、マイルが足りないときは子どもの分から特典にするのが効率的です。
Q. 幼児(座席なし)の分にも燃油サーチャージはかかる?
A. かかります。運賃は10%ですが、サーチャージと税金は大人と同額程度かかるので、幼児1人で2〜3万円は見ておいてください。
Q. チャイルドシートは機内に持ち込める?
A. 飛行機での使用が認められた表示(FAA等の認可)があるものは持ち込めます。サイズ制限があるので、事前にANAに型番を伝えて確認してください。
Q. 小学生は大人と同じ料金?
A. 11歳までは小児で、多くの運賃で大人の75%です。12歳の誕生日を迎えたら大人運賃になります。
Q. 子どもにもマイルはたまる?
A. 座席を使う小児はたまります。座席なしの幼児にはたまりません。子どものAMC番号を作って予約時に入れておきましょう。
まとめ
- □ 幼児(2歳未満)は座席なしで大人の10%+税・サーチャージ。1歳半を過ぎたら座席購入を検討
- □ 小児(2〜11歳)は多くの運賃で75%。特典航空券なら大人と同じマイル
- □ バシネット(10kg以下)は予約直後にリクエスト。取れればバルクヘッド席に自動指定
- □ 成田A380はカウチ席、羽田787は夜便。家族構成で選ぶ
- □ ベビーミール・チャイルドミールは24時間前まで。ベビーカーはカウンターで無料で預ける






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